健康・病気

アトピー性皮膚炎は食べ物で改善!アレルギーを悪化させる食べ物と改善させる食べ物

こんにちは!須田祐樹です!

近年激増しているアレルギーやアトピー性皮膚炎。現代の生活習慣病の1つとも言われています。

今日はアトピー性皮膚炎の原因となる食べ物や、悪化させる食べ物、そして症状を改善させる食べ物についてお話しようと思います(´ω`*)

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アトピー性皮膚炎は見た目が悪くなるだけでなく、当事者にしかわからない耐え難いかゆみが伴います

僕も以前はアトピー性皮膚炎の患者でしたが、食事療法や薬を併用することで現在は完治しています

今回のブログではその食べ物に着目したいと思います。

まずは結論!和食中心の食生活を!

結論から言いますとアトピー性皮膚炎緩和に良い食事は昔ながらの日本の味、和食です。

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和食には皮膚を健康な状態に保つビタミンやミネラル、たんぱく質や脂質、炭水化物などがバランスよく含まれています。

近代の日本では、欧米化した食生活が原因でアトピー性皮膚炎の患者が急増しています。

その理由の1つは意外にも植物性油です。植物油を含んでいる欧米食の代表として挙げられるのがから揚げやハンバーグですね。野菜炒めなどにもそうですが、これらには多くの植物油が使われています。これらは非常に食欲をそそる美味しい食材ですが、植物油は肌のコンディションを悪化させる要因になります。

アトピーやアレルギーに良くない油が使われている意外な食品

じゃあ油を減らしたサラダ中心の生活をすればいいのか!と思うかもしれませんが、ちょっと待って下さい!!

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炎症反応を促進する意外な食品その①:マーガリンやマヨネーズ

普段何気なく食べる食材の中にも、アトピー性皮膚炎に良くない植物油が含まれていることが多いです。マーガリンやマヨネーズなどのドレッシング類に含まれるオメガ6系と呼ばれる脂質を過剰摂取してしまうと、体内に炎症反応を起こす原因にもなります。ですのでオススメはノンオイルタイプをドレッシング類です。

炎症反応を促進する意外な食品その②:インスタント食品

レトルトカレーを含むインスタント食品にも油や添加物などが大量に含まれていますので、これらの物質が消化の妨げになり、免疫力の低下につながり、アトピー性皮膚炎を発症する引き金にもなりかねません。

炎症反応を促進する意外な食品その③:スナック菓子など

その他にもスナック菓子、ファーストフード、コンビニ弁当、砂糖、揚げ物、ドーナツ、炒め料理、ブラックチョコレートなどにも添加物や酸化したオイルが含まれていますので、アレルギー誘発の原因にもなりますので、控えめに摂取するようにしましょう。

<注意!>

★マーガリンやマヨネーズはノンオイルに!

★インスタント食品は添加物が多いので控えめに!

★スナック菓子、ファーストフード、インスタント食品、コンビニ弁当、揚げ物などにも注意!

青魚の油はアレルギーを抑制する働きがある:EPAやDHA

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マーガリンやマヨネーズ、インスタント食品などに含まれている油はアトピー性皮膚炎やアレルギーを促悪化させてしまいます。

一方、青魚に含まれるEPAやDHAなどのオメガ3系の脂質(魚油)はアレルギー反応や肌の炎症を抑える働きがあります。EPAやDHAはアレルギー反応を抑制するために使うステロイドと効き目がかなり似ているんですよ。

<食べても良い食品>

★EPAやDHAを多く含む青魚類

アトピーやアレルギーを抑制するDHAとEPAの効果を具体的に知ろう

DHA

DHAの代表的な働きとしてオリコトリエントとプロスタグランジンと呼ばれる炎症要因になるサイトカインの生成を抑制する働きがあります。アレルギーの一種である花粉症の治療法の1つにDHAを投与したり、DHA入りの石鹸で肌のコンディションを改善する方法もあるぐらいです。

EPA

EPAはジクロオキシゲナーゼ、リポキシゲナーゼに代表される酵素を抑制する効果があります。

これらはプロスタグランジンと呼ばれる炎症の原因になる物質の合成に使われています。これらを抑制することで、炎症部に侵入した白血球から出される色々な生体反応を抑える化学物質である生理活性物質を抑制することが出来ます。

これによりアレルギー反応の要因になる酵素を抑制する事が可能となります。

このように、EPAとDHAには健康維持効果や脳の活性効果だけでなく、アレルギーの抑制・緩和効果もあることがわかっています。EPAとDHAが多く含まれる青魚を積極的に食べるよう意識したり、サプリメントで摂取することも大切です。

頻繁に食べても良いたんぱく質は?

★魚介類

★大豆製品(豆類)

頻繁に摂取して良いたんぱく質は魚介類と大豆製品を含む豆類です。肉類は控えめに食べ、肉類を食べる際はその約3倍の野菜を摂ることが推奨されています。野菜としては緑黄色野菜からきのこ類、海藻類など、ほとんどの野菜は問題ありません。

油やたんぱく質を控えめにした食事はアレルギー体質に変えてしまうアラキドン酸を減少させることにも繋がります。(アラキドン酸は肉類に多く含まれています。)

<注意点>

肉からたんぱく質を摂取する場合は、その3倍の野菜を食べる!

植物油の代わりにオリーブオイルを使う!

植物油の代わりに使われるオリーブオイルはアレルギー性皮膚炎やアトピーには影響がないとされています。オリーブオイルの主成分は参加しにくいオレイン酸です。オレイン酸は悪玉や善玉のどちらにも属さないとされているオイルで、若干効果ですが最近は注目されています。

その他に注意しなければならない食材

牛乳:ホルモンバランスを崩す可能性

栄養満点でカルシウム豊富な牛乳ですが、体が求める以上の過剰摂取はホルモンバランスを崩しかねません。特に成長期の子供さんには注意が必要です。

フルーツ:過剰摂取による糖分過多でカンジダやぜんそくの可能性が

ビタミンやミネラルの宝庫であるフルーツです。適量を摂取することは大変免疫を高めるのにも役立つのですが、昔と比べるとフルーツも甘みが増すように作られていますので、過剰摂取により、果糖を摂りすぎてしまいます。

糖分は実は体内の悪玉菌やカンジダ菌のエサになっているのです。筑波大学の研究によるとカンジダ菌の増殖はアトピーやぜんそく疾患が増えるという結果が報告されています。

 さいごに

ある食材だけを過剰に摂取する偏食も、体の免疫力を低下させ、アレルギー因子を持っている人の発症の原因にもなりかねません。バランスの取れた食事を心掛けて下さいね。

以上、すだっちでした(´ω`*)