こんばんは!須田祐樹です!
今日は普段、ほぼ必ず捨てるであろうかぼちゃの種についてお話ししようと思います。
なかなか普段のレシピではかぼちゃの種を食べませんよね?食べられないと思って捨てるのが普通だと思います。
かぼちゃは実や皮の部分にも豊富な栄養素が含まれているのはみなさんもご存知だと思います。でも・・・種にも想像以上にステキな成分や効能が隠されているんで捨てるのは非常にもったいないですよ。
ちょっと手を加えるだけで、種の栄養素まで摂取しちゃいましょう!
かぼちゃの種の栄養素
かぼちゃの種にはミネラル類やたんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、鉄分やナイアシンと呼ばれる成分などが含まれています。また、リノール酸やβカロテンも多く含まれています。1つずつ特徴を見ていきましょう!
かぼちゃの種の栄養素その①:ビタミンB1
ビタミンB1は私たちが生活していく上で欠かせないビタミンで、活動のためのエネルギーの源にもなり、さらに精神を落ち着かせ、疲労回復効果が期待できます。
かぼちゃの種の栄養素その②:ビタミンB2
ビタミンB2には3大栄養素と呼ばれる脂質、糖質、たんぱく質をエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB2を摂取することで脂肪が蓄積しにくい体になります。
またビタミンB2は成長を促す作用もあり、肌や爪などを生成したり、動脈硬化や心筋梗塞の原因にもなりうる過酸化脂質と呼ばれる物質も分解する作用があります。
かぼちゃの種の栄養素その③:ビタミンE
ビタミンEは脂溶性ビタミンの1種であり、これも活性酸素の増加を抑制する抗酸化作用が強いビタミンでもあります。
かぼちゃの種の栄養素その④:鉄分
鉄分は赤血球を作る素になる栄養素です。鉄分の大半は赤血球中のヘモグロビンの中に存在し、全身に酸素を運ぶ大切な働きをしています。また、肝臓の解毒効果や活性酸素の除去にも一役買っています。
かぼちゃの種の栄養素その⑤:ナイアシンで精神疾患を予防
ナイアシンはニコチンアミドと呼ばれるナイアシンアミドとニコチン酸であるナイアシンの総称で、水溶性ビタミンBの1種です。
体内の必須アミノ酸であるトリプトファンからもナイアシンは作られます。ナイアシンは体内で活動に必要なエネルギーを生成し、糖質や脂質を分解する働きがあります。また、粘膜の炎症を予防し神経疾患を抑止する働きもあります。
ナイアシンが不足すると統合失調症になったり、うつを始めとする精神疾患を患うと言われています。
かぼちゃの種の栄養素その⑥:リノール酸
リノール酸は必須脂肪酸と呼ばれていて、体内で生成することが出来ない脂肪酸の1種です。効能としてはコレステロール値を抑え、血圧を下げる効能があります。
またアンチエイジング効果や美容効果もあるとされていて、肌の水分量を調整したり、肌荒れなどの炎症を抑えたりする効果もあります。
これらの素晴らしい効能があるリノール酸ですが、注意点としては過剰に摂取することで血栓の原因になったり、がんの原因にもなりますので、適度な量を摂取することが求められます。
かぼちゃの種の栄養素その⑦:βカロテン
βカロテンには体内で発生する活性酸を取り除く効果があります。
活性酸素は体内の細胞にを攻撃し、老化やがんの原因にもなります。
βカロテンの主な効果としてはアンチエイジング効果、白内障予防、夜盲症予防、がん細胞の抑制、そして新陳代謝を促し美肌効果も期待できます。
かぼちゃの種の効能
かぼちゃの種の効果その①:ダイエット効果:コレステロールが0
かぼちゃの種を摂取すると、血流を促進し全身に酸素を始めとする栄養素を運搬します。それにより新陳代謝を促します。
また、かぼちゃの種はカロリーは比較的高いのですが、コレステロールを全く含んでいません。(カロリーは種100gにつきなんと約574キロカロリーです。)
かぼちゃの種の効果その②老化防止(アンチエイジング)
かぼちゃの種には体内細胞を攻撃する活性酸素を積極的に排出する効果があります。
特にビタミンEには肌のうるおいを保ち、シミやシワの発生を抑制する効果があります。また、冷え性を解消する効果もあり、特に女性には嬉しいですよね。
かぼちゃの種の効果その③:コレステロール値の上昇を抑制
かぼちゃの種に含まれているリノール酸が血中のコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。かぼちゃの種自体がコレステロール0なのに、更に血中のコレステロールをも下げてくれるのは嬉しいですね!
かぼちゃの種の効果その④:過敏性膀胱炎や頻尿を解消
かぼちゃの種には急に尿意を催してしまい、トイレまで我慢できずに失禁してしまう過敏性膀胱炎や頻尿を予防する働きがあります。
若いころはほとんど問題がないですが、60代や70代になると、過敏性膀胱炎などでなくともトイレが近くなったりしますよね。
かぼちゃの種の効果その⑤:前立腺肥大を抑止
かぼちゃの種に含まれている成分には前立腺肥大を抑制する効果があるとされています。
これはかぼちゃの種から抽出される種子油が前立腺肥大を抑制するための薬にも使われていることが裏付けています。前立腺肥大は頻尿や排尿遅延、残尿感や尿勢の低下などの排尿障害に関係します。
かぼちゃの種の摂取量は1日に10~20粒
種はかなりの高カロリーで、さらに過剰摂取によってリノール酸が増えすぎると血栓やがんの原因、そしてアトピーなどの肌荒れの原因にもなりますので、1日に10~15粒、多くとも20粒までが理想的と言われています。
かぼちゃの種の調理法
かぼちゃの種はそのまま食べても問題ないとされていますが、電子レンジで温めて食べるのが一番お手軽です。
(生食の場合はしばらく水に浸してから食べるのがベストと言われています。)
フライパンで調理するとさらに美味しい食材に変化します。(手順は非常に簡単です。)
手順①
種を水洗いし、その後フライパンで水気を飛ばします。
手順②
フライパンにオリーブオイルを敷き、水気を飛ばした種を炒ります。
手順③
こんがり焦げ目がついたら完了です。お好みで塩を振ったり、カレー粉を振っても美味しいですよ。
かぼちゃの種がダイエットにも良い理由
かぼちゃの種の抗酸化作用により、血流が促進され老廃物が効率よく排出されます。
また、種にはカリウムやマグネシウムが含まれているので、体内のナトリウムを調整する効果があり、むくみを解消する効果もあります。
さらに内臓脂肪や中性脂肪の燃焼を助長するリグナンと呼ばれるポリフェノールの1種も含まれています。そのため肥満を抑制します。
さいごに
かぼちゃは種まで食べられるというのはかなり意外だったんじゃないでしょうか?しかもさまざまな成分やダイエットにも向いているかぼちゃの種。食べすぎには注意が必要ですが、フライパンで炒って持ち運んでお菓子代わりに食べても良いかもしれませんね。
以上、すだっちでした(*’▽’)