こんばんは!須田祐樹です!
今回は肥満を抑える夢の油という食べるアブラの新常識をご紹介しようと思います。
みなさんは一体何種類の油を知っていますか?
植物性油と動物性油ぐらいしかご存知ないんじゃないでしょうか?
しかも「油=太る」のイメージはありませんか?油で揚げたコロッケやから揚げを避けるのがその典型例ですね!
今回はその概念を覆します。
オメガ3油の知られざるパワー
世の中にはかなり多くの種類の油が存在します。そのどの油をとっても、カロリーはおよそ1gあたり9キロカロリーあります。
ですが、その油の効果は油それぞれで、ダイエットに有効な油もあるんです。
食品の役割を解明し体脂肪を味方にするために、京都大学の河田教授がマウスを使って、豚のラードを混ぜたエサとオメガ3を混ぜたエサを与えて実験されました。
すると週を追うごとに豚のラードを混ぜたエサを食べているマウスの方が体重が増えて行きました。
ではなぜオメガ3の油を混ぜたエサを食べていたマウスは太らなかったんでしょうか。
私たちの体で生成出来る/出来ないアブラの種類
一口に油と言ってもかなり数多くの油が存在しています。
オメガ3類の油はチアシード・魚油・青魚・エゴマ油・亜麻仁油などがあります。
オメガ6という油も存在し、それらはインスタント食品・ポテトチップス・大豆油・マヨネーズ・サラダ油・コーン油などがあります。
オメガ9としては鶏肉・豚肉・アボカドオイル・アーモンド・オリーブオイル・なたね油などがあります。
オメガ12・・・というのは無くて
飽和脂肪酸としてはチーズ・牛乳・牛肉・牛脂・パームオイル・ココナッツオイル・バター・ラードなどがあります。
このうち前者の2つであるオメガ3とオメガ6は私たちの体内では生成することが出来ない貴重なアブラです。一方、後者のオメガ9と飽和脂肪酸は私たちの体内でも生成することが出来るアブラなんです。
と言う事は、体内で生成されない油を積極的に摂取する必要がありますが、オメガ6の油は、調理中で普通たくさん使われているので、意識して摂取する必要はありません。
オメガ3は、サプリメントでも摂取出来ますよ。
オメガ3の特徴と効果
オメガ3は体温を上昇させて代謝アップ
オメガ3と呼ばれる油は熱に非常に弱く、不足しがちな油なんですが、ダイエットの強い味方です。
それには特別な性質が関与しているんです。
以下の4種類の油で実験を行ったところ、以下のような結果が得られました。
オメガ3:オメガ亜麻仁油
オメガ6:コーン油
オメガ9:オリーブオイル
オメガ9:サラダ油
それぞれをマイナス35℃で1時間冷凍させると、オメガ3である亜麻仁油以外は全て凍ってしまいました。
これは、オメガ3の油は、主に寒冷地に住むアザラシなどの動物に含まれているアブラで、体温を上昇させる効果があるんです。これを私たちが摂取することで、脳から体温調節細胞に指示が出て、体温を上昇させることで代謝をアップさせる効果があります。
オメガ3は美肌効果もあり!
オメガ3を一時に大量に飲んでも効果はなく、毎日少しずつ継続して、最低1ヶ月ぐらい摂取することに大きな効果があるんです。
ダイエット効果はもちろん、腸内細菌が活発になり便秘が解消緩和されます。
それにマウスを使った実験では、オメガ3を混ぜたエサを与え続けることによって、オメガ3を混ぜていないエサを与えていたマウスに比べると、肌のツヤが良くなりました。
これはオメガ3には血管を拡張させる効果があり、血行を促進し、新陳代謝も活発になります。そのため肌ツヤが良くなるんですね。
番組中の被験者はニッチェの近藤くみこさん
毎日スプーン1杯のオメガ3油を色々な料理にかけて1カ月間の変化を実験されていました。
番組中ではオメガ6を含むポテトチップスにもオメガ3をかけていました。(オメガ3が過剰摂取気味のオメガ6をやっつけてくれる効果もあるそうです。)
ただ単にオメガ3のオイルをいつもの食事にかけているだけなのに、実験結果は驚くものでした。
ニッチェ近藤くみこの実験結果
体重変化:マイナス2.6kg
ウエスト:マイナス5cm
中性脂肪:189mg/dl⇨165mg/dl
内臓脂肪面積:135.0cm2⇨130.6cm2
たった1ヶ月でここまでの変化があるとなると、かなりステキな油ですよね!
さいごに
油はダイエットの天敵ではなかったんですね!でもなんでも過剰摂取は良くありません。オメガ6は特に意識する必要ないので、オメガ3だけを少しだけ意識して摂取してみませんか?
以上、すだっちでした(´ω`*)