健康・病気

すい臓がんになりやすい人の特徴!がん全体の割合は?すい臓がんを予防するためには?

こんばんは!須田祐樹です!

今日はダイエット記事ではなく、以前に放送されていたがん関係の記事を書こうと思います。

以前に比べて、日本人ががんになる割合は2~3人に1人もしくは2人に1人と言われています。

20代や30代の人ではそこまでガンは多くないとは思いますが、年配の方ではかなりの割合でがん

にかかってしまいます。

最近では30代の乳がんで亡くなった小林麻央さんが記憶に新しいんじゃないでしょうか?

日本人のがんの割合

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がんセンターの記録では、2016年にがんで亡くなった人の合計は372,986人となっています。

がんになる部位の割合は、男女でそれぞれ異なるんですが、最近ではがんの検診が進んでいるため、がんになる割合=死亡の割合にはつながりません

一体どのがんが死亡率が高いんでしょうか?

男女別がん部位ランキング

(男性)

①胃がん

②肺がん

③大腸がん

④前立腺がん

⑤肝臓がん

 

(女性)

①乳がん

②大腸がん

③胃がん

④肺がん

⑤子宮がん

男女別がん死亡ランキング

(男性)

①肺がん

②胃がん

③大腸がん

④肝臓がん

⑤すい臓がん

 

(女性)

①大腸がん

②肺がん

③すい臓がん

④胃がん

⑤乳がん

このようなランキングになっています。

男性では死亡ランキングの5位になっているすい臓がんですが、現在の医学では、なかなかすい臓がんは発見できず、発見できた時はもう手遅れになっている場合が多いと言われています。

(僕の近しい人もすい臓がんであっと言う間に亡くなってしまいました。)

その理由について見ていきましょう。

すい臓がん患者の約70%が手術不可能

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すい臓がんの死亡率がかなり高い理由は、すい臓自体が体の奥深くにあることが原因です。

体の中心部にある上に、最初は全く痛みを感じないんです。すい臓がんの元になる腫瘍がどんどん成長し、大きくなって初めて近くにある神経を刺激するので、痛みを感じる様になります。

ですが、その時にはすでにすい臓がんが大きくなっていて、体の中心部にあることから手術がほぼ不可能なんです。

しかも5年間の生存率が他の部位のがんに比べて圧倒的に低いんです。

がんの5年生存率

約100%:前立腺がん

約 90%:乳がん

約 70%:胃がん

約 40%:肺がん

約 40%:食道がん

約9.2%:すい臓がん

他のがんが2桁%の生存率なのに比べて、すい臓がんはなんと約9.2%です。92%ではないですよ!9.2%です。

この数値を見ても、すい臓がんになった場合はほぼ死亡してしまうというデータが出ていることが分かりますね。。。

では、一体どんな人がすい臓がんになりやすいんでしょうか?

すい臓がんになりやすい人

がんは遺伝的要因も少なからずあると言われています。

それは私たちはみんな体内に「がんの遺伝子」を持っています。ですががんの人が家系にいる人は、もともと持って生まれたがんの遺伝子の数がかなり多いんです。

例えると、がん家系でない人のがん遺伝子を1とすると、がん家系に生まれた人のがん遺伝子は10000です。

ですががんになる原因は先天的なものだけではありません。

すい臓がんになりやすい人その①:BMI30以上のn肥満傾向の人

BMIが30以上の肥満の人はすい臓がんになりやすいというデータがあります。

BMIと言うのは、体重と身長から、自分が肥満傾向にあるか痩せ傾向にあるかを調べる方法です。

BMI(体格指数)計算式

体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

注意点!身長はmで計算して下さい!

(例)170cm⇒1.7m

この計算式で出た数値が「22」の場合が一番糖尿病や心筋梗塞などの成人病や高血圧や死亡率が低いとされています。

この数値が30以上の人は、すい臓がんの発症リスクが3.5倍と言われています。

すい臓がんになりやすい人その②:1日2箱以上のヘビースモーカー

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喫煙はあらゆるがんの原因になることは有名です。その中でも代表的ながんは肺がんです。

ですが、喫煙は肺がん以外にも食道がん・胃がん・すい臓がん・子宮頸がんを引き起こす可能性も含まれています。

大腸がんと乳がんも喫煙も多少は関与していると言われています。

実はデータによるとヘビースモーカーはすい臓がんの発症リスクも非喫煙者と比べて約3.3倍になると言われています。

すい臓がんになりやすい人その③:毎日ビールを1リットル以上飲む人

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お酒は百薬の長と言われ、仕事終わりに軽い晩酌は健康に良いとも言われています。

ですが、それも限度が肝心です。

アメリカでの疫学調査で86万人を分析した結果、毎日1リットル以上(500mLのビール×2本)を飲む人は、飲まない人と比べて約22%、すい臓がんのリスクが上がることが分かりました。

最も適量なビールは、360mLまでとされています。

すい臓がんを判断する方法

すい臓に腫瘍やがんが出来ると、体に黄疸(おうだん)とが出てきます。一番目立ちやすくチェックできるのは目です。

目の白い部分が黄色がかっていないかどうかをチェックして下さい。

肝臓からは脂肪を消化する働きを持っている胆汁と呼ばれる消化液が分泌されています。

すい臓に腫瘍やがんが出来てしまうと、この胆汁が通る管を圧迫します。

そして胆汁が血液に交じってしまい、全身に巡ってしまい、その結果黄疸が出来てしまいます。

まだこの時点で黄疸を発見出来ていれば、手術可能な可能性が高いんです。

急に糖尿病になった人もすい臓がんの可能性もある

私たちが食べ物を食べると、すい臓からインスリンと呼ばれる物質が分泌されます。

これは私たちが食べ物を食べて上昇する血糖値を下げる働きがあります。

ですが、すい臓がんが出来てしまうと、このインスリンが上手く分泌出来なくなってしまい、食べ物を摂取した時の血糖値が下がらなくなってしまうんです。

これが急に糖尿病になる理由です。

すい臓がんを予防する食べ物

すい臓がんを予防する食べ物は青魚によく含まれているDHAです。

普段からDHAを多めに摂取している人は、そうでない人と比べてすい臓がんの発症率が3割ほど低くなるというデータが、約82000人の15年間のデータでわかっています。

さいごに

すい臓がんを予防するポイントとしては、BMIが30以上にならない、タバコを吸わない、お酒を飲み過ぎないの3つですね!

タバコやお酒に依存している人は、この機にニコレットやニコパッチ、もしくは電子タバコなどで禁煙しても良いかも知れませんね。

お酒も休肝日を作ってあげて下さいね。

以上、すだっちでした(´ω`*)