こんばんは!須田祐樹です!
今日は病気?関連のお話をします。
今回は僕の実体験です。
僕は過去に「死にたい。死ぬ意志はあるし、これから死ぬことには変わりはない!」と言っていた自殺予定の人を救った自分なりの経験があります。また、本当に大切な人が気付いたら確実に死ぬ方法で自殺をしてしまっていた経験があります。
今回はこの2つの点について僕の考察も含めてお話しようと思います。
いつもの記事とは違い、今日はかなり重たい部分もあると思いますので、重たい話がイヤな人は、この時点で「戻る」のボタンを押して下さいね!
死にたい人に「考え直せ!」はご法度!
今から自殺を考えている人に対して「考え直せ!」や「死ぬ必要はないよ!」「やめて!」はご法度だと僕は考えています。自殺を止めるどころか、後押ししてしまうことにもなりかねません。
かなり昔の話ですが、とあるSNSの掲示板に「死にたい!今から死にます!」と書いてあるのを見つけ、思わずダイレクトメールを送ったのを覚えています。
「やめて!」や「思いとどまって!」ではなく、「死ぬ前に一度話しませんか?ただし自殺を止めるつもりはありませんし、そんな権利もないので安心して下さい。」と送りました。
相手はその内容に同意し、実際に電話で話をしました。実際の電話でもいきなり自殺を止めるようなことは一切言わず、「死ぬのを止めるために電話したんじゃないし、僕に止める権利もないけど、本当にその前に一度話をしてみたいなぁ~と思ったから」と会話を始めました。
「もう死のう!」と思っている人は、すでに極限状態に陥っているので、それを止めに入ったり、頭ごなしに否定することは、火に油を注ぐようなものだと思っていました。
でも僕の本当の目的は自殺を止めることでした!
自殺を止めるには聞き上手になる必要がある
みなさんはいつも話をする時に話し手に回る方でしょうか?それとも聞き手に回る方でしょうか?
どちらに回っても上手くコミュニケーションをこなしている人もいると思います。ですがコミュニケーションが苦手な人は、まずは聞き手に回る方が会話がスムーズに進む傾向があると思います。
僕は今回の件では、まず本件(自殺)に全く関係ない趣味の話やお互いの趣味の話などをして、凍り付いた空気を砕き、「この人のような楽しい人もいる、気持ちが楽になる」と思ってもらってから、それとなくなぜ自殺を決意したかを聞き出していました。
その他もどうでも良いようなしょーもない話も含めて…1時間ぐらい話していたでしょうか?その後、その人は「なんか死ぬのがアホらしくなってきた。なんか少し気分が楽になった」と言っていました。
その後もちょくちょくメールはしていました。それである時に恋人が出来たので、連絡をやめました。その恋人がその人を救ってくれると信じて。
今の日本で生活をしていると、嫌なことばかりな気がします。将来も不安だらけだし…
でも嫌なことが10個あった内の1つだけでも「いいこと」じゃなく「マシなこと」があればいいかなーとも思っています!
この会話方法は精神科医のカウンセリング方法にも似ていた!
この自殺予定の人は、実は精神内科にも通っていて、そこの先生から「自殺をしたい人を止めるのは絶対に逆効果になる、すだっちさんは一言も「死んだらダメ」という言葉を私にかけなかった。精神科医の先生と話をしているような落ち着ける感じがした」と言っていました。
なので、死にたい人を引き止めるのではなく、普通に会話をすることは、医学的にも立証されている自殺抑止方法なんだなと言う事を実感しました。
ですが、この手法を身に付けたのは、以下の辛い話があったしばらく後なんです。もしかしたら以下に書いてある辛い経験をしたからこそ、相手の気持ちになって会話をすることが出来たのかも知れません。
次は僕がもっと若いころの話です。
大切な人が突然旅立って、絶望感に苛まれた
これもかなり前の話ですが、僕は実際に身内を自殺で亡くしています。今思えば何度かヒント(自殺するよ!という合図)はあった気がします。
人がいつもより「感謝の気持ち」を言うようになったら危険信号かも知れません。
僕の身内は年々、自分の衰えを感じていき、周りに迷惑をかけるのが苦痛で仕方がなかったと言うのを都度都度口にしていたのを覚えています。
ですが僕は「いつもの事だなぁ」という目でしか見ていませんでした。
そしてその人は次第に「感謝の言葉」をよく述べる様になったり、僕に「仕事をしっかり頑張りなさい!」と何度か言ってくれたことも覚えています。
単に僕のことを励ましてくれていたんだと思っていました。
それらの言葉が最期に交わした言葉になるとは思いもしませんでした。
その人はかなり慎重な方で、必ず死ねる方法を実践し、万が一失敗してもその後に必ず絶命出来る二重の方法で自殺を行っていました。
部屋には遺書があり、僕と従兄弟らが集まり、その内容を読み一晩中、悲しみを分かち合いました。当時からもう10年ほど経っていますが、その時の状況を今でもハッキリと覚えています。
こちらは対策方法を僕が教示するわけではなく、単なる僕の過去をお話しているだけなので、「何この内容?」と思われる方もいると思います。
身内であれ、知り合いや友達であれ、普段言わないような「感謝の言葉」や「自分の将来を案じてくれるようなセリフ」を言い出したら要注意かも知れません。(これは僕の持論です)
いつもより少し多めに連絡を取ってみたり、軽く食事に連れて行ってあげて、刺激を与えてあげるのも良いかも知れませんね。
須田祐樹はかなりいじめられた経験があり、それが性格を変えた
これはもう番外編です。
僕は過去にかなりいじめられた経験があります。今と比べると当然若かったし、かなり鼻につくような態度をとっていたのかも知れませんが、中学1年生になった時は本当に辛かったのを覚えています。
当時の僕は、いじめられたからと言って「死んでやる!」という性格ではなく、食って掛かる性格でしたが、どんどんいじめがエスカレートして、対処できなくなっていました。
その時、僕に優しくしてくれた友達が、今の僕の性格を形成したと言っても過言ではありません。
彼は「相手に食って掛かる方法」でなはく、体をかわして上手く切り抜ける方法を教えてくれました。それにより、次第にいじめもなくなっていきました。
ですが、いじめられた経験により、僕は人一倍相手の感情に敏感な性格になってしまいました。いじめられないように…
いじめれた経験があるからこそ、本当の意味での相談に乗る事が出来る
大学生以降の僕は、よく人間関係の相談を受けるようになりました。自分の気持ちと相談依頼者の気持ちをリンクさせ、相手の立場になって相談することが得意になりましたが、時々自分自身も真剣に悩み過ぎてしんどくなる時もありました。
しかし、真剣に相談し、問題が解決できた時の喜びは、何よりも嬉しかったです。
これが今の仕事に少なからず影響しています。
自殺を考えている人を止める方法は?
自殺を考えている人を止める方法は、人の性格の数だけ存在してると僕は考えています。
ですが、まずはその人の話を聞いてあげる、内容や気持ちを理解できなくても、「うんうん」と言って、優しく聞いてあげることが大切だと思います。
また、決して「死んじゃダメ」とは言わないようにしましょう。
ただ、最後に「でも君が死んだら少なくとも僕(私)は悲しむなぁ…」と一言付け加えて下さい。ですがそれ以上の相手の負担になるような言葉は慎むようにして下さいね。
僕は精神科医でもなければ、カウンセラーでもないので、これが一番効率の良い自殺制止方法かどうかは分かりません。ですが、過去に僕が実践して、効果があった方法であることは間違いないので、参考になればと思います。
以上、いつもと少し違ったすだっちでした(´ω`*)