こんばんは!須田祐樹です!
いきなり質問です!
みなさんは世界で最も人の命を奪っている生き物はご存知ですか?
ライオンやヒョウなどの獰猛な肉食動物でしょうか?
それともコブラに代表される猛毒蛇でしょうか?
それとも恐ろしいスズメバチや毒蜘蛛のような危険生物でしょうか?
意外にもその答えはどこにでもいる蚊です。今日はそんな蚊についてのお話です。
実は僕は昔から異常なまでに蚊を嫌ってきました。まぁ蚊が好きな人はなかなかいないとは思うんですが(笑)
例えば部屋に1匹蚊がいるだけで、その蚊を自分の手で摑まえるまでは部屋から出ません。また、お風呂に入る時にもしお風呂場に蚊がいた場合も、全ての蚊を退治するまでお風呂に入りません!!
「蚊になんて血をくれてたまるかっ!!」ってな感じです(笑)まぁ、血をくれてやる自体はいいのですが、かゆくされるのが発狂しそうです!
特にあの寝ている時の耳元の「ブ~ン」ってやつ・・・家ごと吹き飛ばしたくなりますね(笑)
まぁ傍(はた)から見ても、自分自身で考えても、僕は蚊に対してだけ異常な気がします(笑)小さいころから虫は全般的に好きなんですけどね!
前世で蚊に殺されでもしたんでしょうか・・・
今日はそんな憎っくき蚊に刺されやすい人の特徴と蚊にかまれにくくする方法を伝授します!その前に海外での驚くべき蚊の実験をご紹介します。
日本では蚊によって命を奪われる人は「現状では」ほとんどいません。ただ海外ではどうでしょう?
蚊による深刻な被害:約43万8000人が命を奪われている
アフリカやアマゾン流域、パプワニューギニアなどを始めとする約95か国で毎年マラリアが流行しています。世界で約30~32億人がマラリアの脅威にさらされているのです。
2015年にはWHOの調査によると約2億1400万人がマラリアに苦しめられ、約43万8000人がマラリアによって命を奪われています。
マラリアと呼ばれる超恐ろしい感染症
マラリアとは、蚊(ハマダラカ)に刺されることによってマラリア菌に侵される病気です。適切な処置を受けないと死に至る恐ろしい感染症です。
主な感染ルートはマラリアに感染した人を蚊が刺し、その蚊がまた別の人を刺すことによって感染が成立します。
犬の場合はフィラリアと呼ばれているのも有名だと思います!
マラリア菌に侵された蚊が人を刺した場合、スポロゾイドと呼ばれる幼虫が血管内に侵入し肝臓を目指して進みます。肝臓に到着したスポロゾイドはメロゾイドと呼ばれる形態に変態し赤血球に侵入します。次々と赤血球を破壊しながら次の赤血球へと乗り移ります。
赤血球が破壊されることにより発熱や悪寒などの症状が現れます。
蚊の行動範囲はたった約半径15m
「近くに池や古墳があるから蚊が多い」などと言われることもありますが、実は意外にも蚊の行動範囲は半径約15mとされています。つまり、家のすぐ裏手に池や古墳がある場合は話が別ですが、少し離れた池や古墳から蚊が飛んでくることは稀です。家の周りに蚊が多い場合は、雨水がたまりやすい場所があったり、蚊が休める植物が多い場合が大半です。
蚊は普段は花の蜜や水分をエサにしていて、たいてい花や草木の裏に止まって休んでいます。
蚊の産卵時期は6月から10月の間
蚊は暖かくなってくる春先に行動を開始し、寒くなってくると死んでしまうようなイメージがあります。
ですが、蚊の種類を問わなければ、蚊は実は1年中飛んでいるんです。
特に蚊は6月から10月にかけて産卵と羽化を繰り返します。
蚊は私たちの適温と同じぐらいの気温で行動をする
夏の虫のイメージが強い蚊ですが、実は蚊に対しては25℃~30℃が最も適温とされています。
つまり、私たちが「快適」と思える温度が彼らにとっても快適というわけです。
とてつもなく暑い夏の日中はたいてい草木の影で休んでいるんです。そして涼しくなってくる夕方ごろに活発になってきます。
蚊は水深2mmで産卵し羽化することが出来る
蚊は2mmの水深で産卵そして羽化が出来ると言われています。
庭先にペットボトルやバケツは置いていませんか?それだけではなく、風に乗ってやってくるビニール袋にも2mmほどの雨は溜まってしまいます。ここでも蚊は繁殖をすることが出来るんです。
驚くべき繁殖力ですね。恐竜時代から生きていたと言われるのも納得できますね!
海外での蚊撲滅の実例
マラリアに苦しめられている地域では蚊を減少させる実験が行われています。
ご存知の方も多いとは思いますが、蚊はメスのみが吸血します。産卵のためのエネルギーを確保するためです。
ある地域で蚊を撲滅するために蚊の意外な習性を利用した実験が行われています。
それは・・・
蚊のオスはメスを探すプロフェッショナル
ということです!
蚊のオスはメスを探す能力に非常に長けています。ある実験チームがこの習性を利用して蚊を劇的に減少させることに成功しました。
その方法は、遺伝子操作によって生殖能力を奪われたオスをあるエリアに大量に放ちます。当然これらのオスは子孫繁栄のためにメスを探し当て交尾をします。ですが、生殖能力がないため、何度交尾をしてもメスは卵を産むことは出来ず、結果的に蚊の絶対量を減らすことに成功しました。これによりその地域でのマラリアの脅威は減少されたのです。
と、蚊にまつわる話をしましたが、日本はまだここまで蚊の脅威にさらされていないので、心配しないで下さいね。
ただ、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいることは事実です。まずその特徴についてお話します。
蚊に刺されやすい人の特徴
蚊に刺されやすい人は一般的に以下の特徴があると言われています。
・汗をかきやすい人
・暗い服を着る人
・体臭がきつい人
・O型の人
・飲酒後の人
・裸足の人
これらが蚊に刺されやすい人の特徴です。では1つ1つ見て行きましょう!
蚊に刺されやすい人の特徴その①:汗をかきやすい人
蚊は人が発する二酸化炭素をもとに集まって来ます。また汗に含まれているアセトンと呼ばれる成分や乳酸にも反応して集まると言われています。
蚊に刺されやすい人の特徴その②:黒っぽい服を着る人
蚊は色の判別が出来ず、白黒の判別のみ可能と言われています。そのうち暗い色を好む習性があります。白黒のボーダーのコントラストにも蚊は集まりやすいと言われています。
また、より温度が高いところに集まる習性もあり、白い服を着ているよりも黒い服を着る方が太陽の熱を吸収しやすくなり、体温が高くなる原因ともなります。
蚊に刺されやすい人の特徴その③:体臭がする人
これは体臭がする人が必ず蚊を引き付けるかというとそうではなく、蚊に好かれやすい体臭があるという事が実験からわかりました。ですが、無臭の人よりも体臭がする人の方が、蚊に好かれる可能性が高いということも言えますね。
また、蚊はミント系の臭いを嫌がりますので、酸っぱい体臭がする人は噛まれにくい傾向があります。
蚊に刺されやすい人の特徴その④:O型の人
一般的にO型の人の方が蚊に刺されやすいと言われていますが、これはある研究者による実験によってO型の人が体から分泌すす成分が蚊を引き寄せるとされたからです。ですが、血液型による違いがどう蚊を引き寄せるかというハッキリとしたデータは確立されておらず、血液型と蚊の明らかな因果関係はまだ研究段階です。
蚊に刺されやすい人の特徴その⑤:飲酒後の人
アルコールの効果で飲酒後の人の体温はかなり上昇しています。またアルコールの効果で汗をかいている場合も多く、二酸化炭素もアルコールを飲んでいない人に比べると多く排出しています。つまりこの二酸化炭素と汗から出るアセトンが蚊を引き寄せているんです。
考え方を変えると、お酒を飲んでいる人と一緒にいれば、飲んでいない人は蚊による被害を抑えられるかも知れませんね(笑)
蚊に刺されやすい人の特徴その⑥:裸足の人
ある実験で、蚊は何のにおいに寄って来るかの実験が行われました。その結果、蚊はある種のチーズのにおいに寄ってくることがわかりました。しかもこのチーズのにおいは、人の足の裏のにおいと非常に酷似していると言われています。
有名なTED TALKSの中でも同様のストーリーがありました。
その際、「蚊(モスキートー)は足(トー)のにおいに寄って来るからモスキートゥと呼ばれている!」と笑いを取っていた外国人のコメンテーターを思い出します。
おやじギャグのレベルなんですが・・・(笑)
足のにおいは人さまざまだとは思いますが、靴下を履いている人に比べて裸足の人は蚊を引き寄せやすいとされています。
まぁ靴下を履いていたら噛まれにくいですが、裸足だとモロに噛まれますしね( ;∀;)
蚊対策
蚊対策その①:周りの原因を払拭する
蚊は意外にも行動範囲が極めて狭いです。半径たった15mなので、自宅でよく蚊が出没するのなら、庭や家の近くに蚊の繁殖しやすい水溜まりが出来ている可能性が高いです。
まずはその原因を払拭して下さい!
蚊対策その②:草木の剪定(せんてい)をする
蚊は普段、草や木の葉の裏に隠れていて、水分や蜜を餌にして生活しています。もし庭がある場合は草木の剪定を行って、風通しを良くするだけで蚊の数が減りますよ。
草木を伸び放題にしないようにして下さいね。
蚊対策その③:柑橘系の香水をチョイス
蚊は柑橘系のにおい、特にミントのにおいを嫌います。キウイやメロンなどのグリーンフルーツのにおいを体にまとっても蚊を寄せ付けないことがわかっています。柑橘系の香水も選択肢に入れても良いとされていますよ。
蚊対策その④:ミントガム
ミントガムもしくはミントキャンディーを食べることで、蚊の嫌うにおいをまとうことが出来ます。虫よけスプレーほどは効果はありませんが、ミント系の食べ物を食べない人に比べて蚊を寄せ付けないとされています。
蚊対策その⑤:定番の虫よけスプレーを利用する
蚊よけ対策で最も効果的なのが市販の虫よけスプレーです。最近の虫よけスプレーはかなりサラサラしているので対策をしやすいですよね。ただ虫よけスプレーと言えども、時間が経つにつれて徐々に効果が薄れて来ますので、3時間ごとぐらいにスプレーしなおしましょう。
蚊対策その⑥:肌をきれいに保つ
蚊は汗に含まれているアセトンに寄ってきます。ですので、こまめに汗を拭いて肌を清潔にすることで蚊の召集効果を最小限に抑えることが出来ます。
蚊対策その⑦:扇風機を利用する
蚊の飛行速度は約2.4km/hとかなり遅いです。人が歩く速度の約半分程度です。
エアコンではなく扇風機を利用することで蚊が近寄りにくい環境を作り出すことが可能です。
でも僕の偏見か、普通に歩いていても蚊がそれについてくるような気がするんですが・・・(笑)
さいごに
僕らにとって蚊は百害あって一利なし!な生き物のように思えますよね。ですが食物連鎖の過程では、なくてはならない生き物です。
でも・・・せめて耳元でブーンって飛んだり、血を吸った後にかゆくしなければいいんですが。。。
他にも対策を見付けたらドンドン更新していきますね!!(嫌いな蚊だけにかなり気合い入っています(笑))
以上、すだっちでした(*’▽’)